いつ、頭上から岩石がふってきても、平然と死ねる工夫
先週のメルマガにご感想をいただきました。
http://yurui-business.com/ミッションの実現はあり得ない/
> ミッションの実現はほぼ不可能だがそれを目指して行くことに意義がある、
> という言葉に感銘を受けました。
> そのマインドを次世代につなぐのも十分な役割ですよね。
そうですね。
自分は何を願って生きてきたのか。
その願いを引き継いでくれる人がいるだけで、
それ以上に幸せなことはありません。
> これを田島さんが思いついたとしたら(きっとそうでしょう)、
> 素晴らしいマインドをお持ちですね!
ありがとうございます。^^
えーと、これはですね、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」がベースです。
竜馬がこんなことを言っています。
「人の一生というのは、たかが五十年そこそこである。
いったん志を抱けば、この志にむかってことが進捗するような手段のみをとり、
いやしくも弱気を発してはいけない。
たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。
生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」
そして、竜馬の死生観です。
「すわるより歩けばよいではないか。とひそかに考えた。
禅寺に行って、半刻、一刻の座禅をするよりも、
むしろそのつもりになって歩けばよい。
いつ、頭上から岩石がふってきても、平然と死ねる工夫をしながら、
ひたすらそのつもりで歩く。
岩石を避けず、受け止めず、頭上に来れば平然と迎え、
無に帰すことができる工夫である」
大政奉還を成し遂げた竜馬は言います。
「おれは日本を生まれかわらせたかっただけで、
生まれかわった日本で栄達するつもりはない
こういう心境でなければ大事業というものはできない。
おれが平素そういう心境でいたからこそ、
一介の処士にすぎぬおれの意見を世の人々も傾聴してきてくれた。
大事をなしとげえたのも、そのおかげである」
スケールの小さい私なりにですが、
私もそんな生き方、死に方をしたいと思っています。
S様、ご感想をありがとうございます。
【質問】どのように生き、死にたいですか?
今日は竜馬を語りたかったんです。^^