すぐにできる改善100個
他人の会社だとすぐに気付く改善点でも、
自分の会社だとなかなか気が付かない不思議。
だからこそコンサルタントという職業があるのかもしれません。
どんな会社にでもすぐにできる改善が100個あります。
なぜなら中にいる人たちは日常業務に忙殺され、
分かっているけど見ないふり~・・・をしているうちに、
本当に分からなくなってきてしまうからです。
すぐにできる改善が100個あるという前提に立って、
社内を見まわしてみましょう。
例えば・・・、
・棚の中に入っている物が表示されていないために、
物を探す度に何度も扉を開けている・・・
・注文書の記入を間違えるお客さんが度々いる。
注文書のフォームを直せば間違えなくなるのに直していない・・・
・店の前に立てているのぼり旗。
風が吹くとめくれ上がって引っ掛かってしまう。
下を針金で止めればいいのにしていない・・・
・毎月出てくる財務諸表。
科目をちょっと整理すればわかりやすくなるのにしていない・・・
などなど、最前線の現場から社長の経営判断まで、
すぐにできる改善で溢れていることでしょう。
もし、すぐにできる改善をすべてやりつくしたら、
会社はどんな姿になりますか?
『分かっているけど見ないふり~・・・』をちょっとやめみて
すぐにできる改善100個をリストアップしてみましょう。
また社長がこれをやるのはちょっとね・・・・という会社さんには、
アイパワープログラムという手法を紹介します。
■アイパワープログラム
・毎週1人2つの業務改善アイデアを出す
・自分の責任範囲で、誰にも相談せずに、できるものを上げていく
・どんな簡単なものでも良い
・改善アイデアは実行しなくても良い(重要!
小さなアイデアであっても、継続は力なり。
毎週やっていくと年間で、社員1人あたり100近くもの
アイデアを出すことになります。
社員10人の会社でやれば、
年間1000ものアイデアが生まれるわけです。
このプログラムの面白い点は、
改善アイデアを実行しなくてもいいというルールがあることです。
なぜならば実行を義務づけると、社員はリスクを感じ、
途中で挫折してしまいます。
そこで、とにかく社員の考える力を伸ばすことを目的として、
実行を強制しないようにするのです。
人から言われたことはやりたくなくても、
自分で考えたことはどうしてもやりたくなってしまう。
人は皆、天邪鬼なんですね~。(笑
【質問】すぐにできる改善100個、見つかりそうですか?
改善をテーブルの上に載せれば、そこはもうゴールです。