できないことをやらせるには
■動画でお話ししています。
会社において決めたことが守られないということはよくある話しです。
例えば、営業が新規の見込み客に訪問した後にお礼の手紙を出す、
ということを決めたのに、全然できていない、という場合です。
「どうしてやれと言ったことができないんだ!」
といくら怒ったところで仕方がないんですね。
できないんだから。
じゃあどうするか、という話しですが、
私だったらできる仕組みを作ります。
お礼の手紙の場合、文章をああでもないこうでもないと考えているうちに
時間が経ち出せなくなってしまうのがたいていでしょうから、
あらかじめお礼の手紙文例をA、B、Cと用意します。
そして状況にあった文例を選んで、相手の名前だけを変えて出すようにします。
そして各営業がカスタマイズするうちにいい文章ができた場合には、
それを共有して文例をどんどんバージョンアップしてゆきます。
でも文例を作ってもやっぱり出さない、という場合にはどうすればいいでしょうか。
営業が駆け回っていてどうしても時間が取れないようならば、
営業事務か社内の間接部門に名刺のコピーと文例を指示すれば
そこから出すような仕組みを作ります。
そこまで仕組みを作っても、やっぱり名刺のコピーと指示を出さない、
という場合はどうすればいいでしょうか。
通常は社内の関係性とか企業風土とかの問題を考えるのですが、
それをひとまず考えない場合は、給料制度とリンクさせます。
できたらプラス評価、またはできなければマイナス評価を付けます。
いくらマイナス評価がついてもできなかったら・・・、
それは自社を卒業の時期かもしれません。
これはお礼の手紙を送ることが最重要、という場合の例ですが、
できないことを、本気でやらせるための手順の参考にしてください。
ここまでやらずに「やれと言ったことをやらない」と言うのは、
相手は自分を映す鏡であると気づきましょう。
【質問】その指示、本気ですか?
うーん、毎度のことながら、欠片もゆるくないメルマガですね。。。(汗