どうしてその価格なの?
6月13日のメルマガの編集後記で次のようなことを書きました。
> あるマーケティング系のニュースレターを見ていたら、
> 外税、内税でマーケティングテストをしたそうです。
>
> あれーっ?!
> そのレターが鞄の中にありません。。
> 飛行機に忘れてきてしまいました。。
> じゃあうろ覚えで・・・。^^;
>
> A.2,980円(税別)
> B.3,218円(税込)
> C.2,980円(税込)
>
> これで販売テストをおこなった結果、
> 一番売上が良かったのがなんとAだったそうです。
>
> 価格は明らかにCが安いのにです。
> へえー!へえー!!へえー!!!
>
> けっこうな母数でしっかりテストしたとのことです。
> うろ覚えですが。。^^;
>
> これはどこかのタイミングで、
> 私も試してみる価値がありそうです。^^
これを友人から「どうしてこうなったのか理由を知りたい」
と言われましたので、
うろ覚え+脳内補足7割で次のように回答しました。^^;
大前提として3,000円と2,980円では、
売れるのは圧倒的に2,980円。
その流れで考えると3,218円(税込)というのはいかにも不利。
そして2,980円を税別にするというのは
今の社会環境では納得度が高い様子。
10%へのアップが見えているから??
さらに2,980円を税込となると、
「じゃあ本当はいくらなんだよ?!」
「そもそも粗利高過ぎじゃね?」
「消費税10%になったらどうなるの?」
「安売りスーパーっぽい」
という疑念がわくのでは・・・?
と、ここまで書いて、以前読んだ本を思い出しました。
■脳科学マーケティング100の心理技術
http://directlink.jp/tracking/af/647411/Lcij7go5/
この本の中で次のようなことが書いてあります。(田島意訳)
『キリのいい価格は嫌われる』
例えばキリのいい5,000円の値のついた商品を高すぎると思った客は、
4,000円とか4,500円が適正な価格に近いのではないかと見積る。
しかし4,950円の値がついていた場合、
頭の中の単位の精密度が増すため、
4,900円とか4,800円といった価格が頭に浮かぶようになる。
また、数字が細かい方が商品自体にも緻密さを感じるのかもしれない。
なるほどなるほど。
とりあえず今の時点での結論は、
『端数+消費税』というのが良さそうです。
【質問】どうしてその価格(末尾部分)なのですか?
私も各種コンテンツの価格を、順次税込から税別にしてゆきます。