アイデア社長が会社を潰す
社長には商売人社長と経営者社長の二種類があります。
商売人は自分のアイデアと頑張りで会社を創ってきた社長、
経営者は社員のアイデアと頑張りで会社を成長させる社長です。
新たに商売を立ち上げるためには商売人の強烈なエネルギーが不可欠です。
しかし、売上がある規模を超え、社長一人の判断で会社が回らないようになった時、
商売人から経営者へと変わらなくてはなりません。
ここで多くの社長が勘違いしているのは、会社の規模が大きくなると
商売人がいつの間にか経営者になると思っていることです。
だから自分も社員も、もっともっと頑張らなくてはと思ってしまいます。
しかしそれはむしろ反対で、
社長がこれまで商売人として成功してきたやり方を意図して手放し、
自分の商売人としてのエネルギーをあえて封じ込めることが必要なのです。
『アイデア社長が会社を潰す』
炎のコンサルタント、一倉定先生の言葉です。
社長がスーパーアイデアを出しても実行されないことが大半ではありませんか?
それはもしかしたら社長の商売人エネルギーが強すぎるかもしれません。
そのアイデアを社員が思いつくように、ヒントを並べてみませんか?
「いくらヒントを並べてもそれが思いつかないんだよ!」
というのが商売人社長の悩みなんでしょうけど。(笑
【質問】社長は、経営者ですか?
業績のよくない会社の社長は商売人社長であると私は考えています。
全社員と協力者の英知を集めて業績が上がらないはずがないのです。