人に喜んでもらえる仕事がしたい?
中途社員の面接時などに、
「人に喜んでもらえる仕事がしたい」
という言葉を聞くことがあります。
まあたしかに、
お客さんと接する機会のない職場に勤めていたりすると、
そういう想いが出てくるのかもしれません。
でも私はそれを、
ちょっと危険な発想かなぁと、
思っています。
どういうことかというと、
自分の感情のあり方を
他人に依存してしまっているからです。
アドラー的に考えると、
自分は相手が喜ぶベストの行動をするけど、
それで相手がどう思うかどうかは相手の課題であり、
自分にはどうすることもできないということです。
この感覚が理解できると、
相手の感情に関係なく、
自分がベストを尽くしている限りにおいては、
自分は喜びの感情を得ることができます。
私はこのメルマガを、
読んでいただいている方に何かしらの気づきになるように
ベストを尽くしています。
もちろん感謝のメッセージをいただけるのは嬉しいですが、
メッセージがないからと言って、
「人に喜んでもらえる仕事がしたい」とは思いません。
また投資系の仕事をしている人も、
人に喜んでもらいたい症候群を発症しがちですね。^^;
『賭博堕天録カイジ』に登場する帝愛グループ会長の息子は、
ボンボン育ちで周囲からちやほやされながら育ったことから、
なんでも自分の思い通りになります。
だから危険なギャンブルをしたりしていますが、
親の威光が通用しない世界で勝負できる
小説を書いたりしています。
人に喜んでもらいたいのであれば、
小説のような人の感情に触れる媒体を発行するのは
たしかにいいですね。^^
まとめるとこんな感じ。
1.人のためにベストを尽くせることを自分の喜びにする
2.人が喜んでくれた時にフィードバックを得られる仕組みを持つ
自分の喜びの感情は先に自分で処理をして、
人の喜びの感情はおまけ程度に考えられると
いいかもしれません。
【質問】人に、喜んでもらいたいですか?
自分が、一番。(笑