人を変えるのは役割と環境
人の性質はどのように決まるのでしょうか。
最近読んだ本によると、
人の性質は同心円の4つの層によって
形作られているそうです。
頭の中で4重の円を書いて、
一番内側から想像して読んでください。^^
・持って生まれた気質(変わらない)
人を形作る人種や遺伝などコアの部分。
変えることは出来ないが、
その後の形成の仕方によっては
一番見えにくくもなる。
・幼少期に形成された性格(変わりにくい)
言葉を覚えるまでの幼少期に、
養育者から受けた愛情が大きく左右する。
大人になってから変えることは困難。
・環境による性格(変わりやすい)
住んでいる国や地域から得る性格。
暗い仲間といれば暗くなるし、
明るい仲間といれば明るくなる。
できるだけいい環境に身を置くこと。
・役割による性格(コロコロ変わる)
社長なら社長らしく振舞い、
家に帰れば父親(母親)らしく振舞う。
時と場合によって使い分けが可能であり、
本音と違っていることも多い。(笑
なかなか面白い理解の仕方ですよね。^^
同じ両親から生まれ同じ養育を受けた兄弟でも、
ぜんぜん違う性質になることがよくあります。
それは持って生まれた気質が違うから。
そのため会社においては、
社員の「持って生まれた気質」「幼少期に形成された性格」
は変えようがありません。
だったら一番変わりやすい
「役割による性格」から利用したらどうでしょうか? ^^
例えば、社員が勉強しない風土の会社だったら、
順番で社内研修の講師をさせたりします。
講師という役割を与えられれば、
自ら勉強して準備せざるを得ませんよね。^^
他にも、挨拶をしない風土の会社だったら、
いちばん挨拶をしない社員を挨拶委員長に任命して、
どうすれば皆が挨拶をするようになるか考えてもらいます。
そうして周りの人たちが続々と、
社内研修の講師をしたり(させられたり・笑)、
挨拶をするようになれば、
今度は「環境による性格」が変わります。^^
人には変えられる部分と変えられない部分がある、
人を変えたければ役割と環境を変えてみよう、
というお話しでした。^^
【質問】誰にどんな役割を、与えますか?
社員を変えたければ、
社長が変わる姿を見せるのが一番なんですけどね。(笑