作業者と仕事人
作業と仕事、似たような言葉ですがどんな違いがあるのでしょうか。
例えばある社員に「不良率を低減する」という仕事を任せたとします。
以下の1から4を繰り返し、実際に不良率を低減するのが『仕事』です。
1.不良の発生状況のデータを取る
2.データから傾向を分析する
3.改善策を立てる
4.改善策を実行する(1に戻る)
しかし往々にして仕事ではなく『作業』をしている場合があります。
不良の発生状況のデータを取り分析するだけで終わっていませんか?
「作業者Aが原因で、注意をしているんですけどね・・・」
こんな報告をするだけではただの『作業』です。
「作業者Aが原因ということが分かったので、こういう指導をしています。
〇日以内に改善しない場合は配置換えをします。」
このようにどんな手を使ってでも、実際に不良率を低減させるのが『仕事』です。
会社が決めた方向になかなか進んでいかないのは、
『仕事』ではなく『作業』をさせているからではありませんか?
『仕事』を任せましょう。
【質問】あなたの会社の社員は作業者ですか? それとも仕事人ですか?
実際に仕事の成果を上げさせるのが、リーダーの役目です。