俺みたいになりたいだろうコンサルタント
私はいろいろな人の音声教材をよく聞きます。
やはりコンサルタント系の人が多いのですが、
有料、無料問わず移動中はだいたい聞いています。
でも聞いていると、たいていはイラっとしてきます。^^;
私は「俺みたいになりたいだろうコンサルタント」
と表現しているのですが、
「自分はこんなに稼いでいるよ。
こんな凄い人と会っているよ。
こんなところでご飯食べているよ。
こんな僕みたいになりたいでしょう?
だったらこの塾に入ってくださいねー」
というモデルですね。
もちろん素晴らしい教えをしている人もいますが、
話しの端々に「塾長である俺を超えることは許さないけどね」^^
という暗黙のプレッシャーが入っていたりします。^^;
新卒時から対企業の経営コンサルタントをしていた私は
次のように思っています。
そもそもクライアントの社長は私なんかよりよほど凄い人であり、
でもいくら凄くても完璧な人はいないし、
誰だって自分のことは見えなくなるものだから、
私のような未熟者でもお手伝いできることがある。
なので、もともと上の力量の人を下からサポートして、
その人が1%でもよくなれば素晴らしいことだと思っています。
でも「俺みたいになりたいだろうコンサルタント」さんは、
「自分が教えることが全てだから、他のことは学ばないでいい」
とまで言い切ったりします。
「すげー!どれだけクライアントの人生の責任を負えるんだよ」
と、私は思ったりするわけです。^^;
で、こういう関係は中小企業の中にもあります。
「会社が全て」という価値観ですね。
「会社のことだけやっていればいいんだよ。
会社が終わったら真っすぐ帰って飯食って寝て、
朝起きて出社して来い」と。
会社以外の世界を持たない社員ばかりの会社は
どんどん面白みが無くなってゆきます。
でも社員さんの人生全ての責任なんて持てませんよね。
社長には、社員さんの人生の幅を、
広げてあげて欲しいと思います。
目指すべきは社長の位置ではないはずです。
【質問】社長の位置が、目指してもらうゴールですか?
社長の位置よりもっと高いそれぞれのゴールを、見せてあげてください。