判断基準はミッションと利益
「いま会社でうまくいっていることは何ですか?
それをもっとうまくやるためには、どうすればいいですか?」
「いま会社でうまくいっていないこと何ですか?
それをうまくやるためには、どうすればいいですか?
もしそれが難しいのであれば、止めてしまうことは考えられませんか?」
私が中小企業にコンサルティングに入らせてもらった場合、
社長はもちろん、できれば全社員一人一人にこの質問を投げかけます。
するとたいていの場合、どうするべきかの答えは出てきます。
答えはもともと会社の中にあるんですね。
ところが過去からの様々なしがらみの中で、
なかなかそれをやることができない。
たとえば、こんなしがらみです。
・先代の社長の肝煎りの事業だから止められない
・重要なお客さんからクレームが入ったことがあって
そのために非効率な手順になっているとか
・以前に取り組んでみたけど失敗した
・同業他社はそんなことはやっていない
・社長の好みではない
コンサルタントというしがらみのない立場でいくと、
物事を純粋に判断することができます。
その判断基準は会社のミッションと利益です。
もちろん、人の感情と時間軸を考える必要もあるので、
なんでもドラスティックにやればいいというものではないのですが、
社内における本来の判断基準はミッションと利益だけなのです。
判断基準が多いほど、身動きが取れなくなってしまうのです。
【質問】社内において余計な判断基準がありませんか?
社員の誰が判断しても同じ結果になる基準がある会社は強いです。