制約のある人でも働ける仕組みづくり
今日のメルマガは、
キャンペーン中の人材作用マニュアルの
内容の一部をご紹介します。
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社員を採用したいと思ったときに、
当たり前だと思っている就労条件を見直してみませんか?
通常、社員と言えば、月曜~金曜、
朝9時~夕方18時のフルタイムで定年まで、
そして全国に勤務地があれば異動もあることが前提です。
しかし今の社会は、社員として責任を持って働きたいと思う全員が、
フルタイム、異動のある環境で働ける家庭環境ではありません。
育児や介護など、
家庭の事情により時間的制約がある人が増えているからです。
これから先の人口動態を考えると、
この傾向はますます加速していくでしょう。
正社員であっても、週3日とか、水曜日は午前だけとか、
勤務地は周辺市町村のみというような、
多様な働き方ができませんか?
そのためには人に仕事をつけない仕事の標準化、
マニュアル化が必要です。
ここで正社員、契約社員、アルバイトの違いについて整理してみましょう。
ちなみにアルバイトとパートは法的な違いはありません。
主に学生のことをアルバイト、
主婦のことをパートと表現しているだけです。
● 正社員 : フルタイム + 定年まで + 異動あり
● 契約社員 : フルタイム + 期間限定
● アルバイト: 時間限定 + 期間限定
このように整理すると、正社員、契約社員、アルバイトの違いは、
働ける時間、期間、場所に差があるだけです。
もちろん、働ける時間、期間が長ければそれだけ熟練度も上がりますし、
責任のある仕事を任せやすいことはあります。
しかし、働ける時間と期間、場所を能力を切り離して
仕事を与えることができれば、
より純粋に能力だけで人材を選ぶことができるようになるはずです。
以前にクライアントで、『限定正社員制度』というものを
作ったことがあります。
これは例えば正社員で頑張っていた女性が、出産を機に退職したり、
アルバイトとして安い時給で働くのではなく、
時間が限定されるけどそれを認められた正社員、
という位置づけです。
家庭と会社の状況に応じて、
正社員と限定社員を行ったり来たりすることも可能ですね。
特に女性の場合、むしろその方が自然かもしれません。
検討してみてください。
【質問】人に仕事をつけていますか? 仕事に人をつけていますか?
人材採用マニュアル、66ページまでありますが、
我ながらいいこと書いてます。^^