口約束を払うのが惜しくなる社長
中小企業社長に限らずですが、
決裁権が全てあることでよりその傾向が強い、
というお話しです。
中小企業社長は往々にして、
悪気なく、
相手の喜ぶ口約束をしてしまいます。
例えば、社員に対して、
「●●ができたら給料を上げる(倍にする)ぞ!」
「●●になったらボーナス100万円だ!」
とか、
社外の組んだ相手に対して、
「儲けは折半にしましょう!」
といった感じです。
その時は本気でそう思って言っているのですが、
いざ払う段になると、
「アイツには払い過ぎだな・・・」となります。
で、別にしっかりと言ったわけじゃないし、
(いや、しっかり言ってるんですけどね)
相手も本気でいたわけじゃあないだろうし、
(もちろん本気です)
立場も弱いし、まあいいか!
と、なってしまうわけです。
でもこれを一度やってしまうと、
その相手に対する求心力は二度と生まれません。
だから重要なことは、
一時の感情で余計なことを言わないこと。
私も何度か経験があります。
ビジネスで組んだ相手と利益を折半という約束だったのですが、
振り込まれた金額を見ると1/10を下回る金額。
その後交渉の余地無しという態度なので、
その相手とはもう二度と組むことができなくなりました。
いい条件を言った方は覚えてなくても、
いい条件を言われた方は絶対に忘れません。
リップサービスでいい条件を言わないことです。
もし言ってしまったのなら、
守るか、きちんと謝るか、せめて折衷案を出すかです。
まあいいか、で済まそうとするならば、
本質的な協力は二度と得られないでしょう。
だから私は言葉の負債を負わないよう、
できるだけ黙ることにしています。
【質問】口約束を、反故にしていませんか?
とかいいつつ、私もつい最近失敗してしまいました。。