大人営業、子供営業
昨日のメルマガ『大人社員、子供社員』が
わりと評判がよかったので続編です。
こういう比較物は受けがいいですね。
よく、「営業はお客さんに可愛がられろ」と言われます。
そして若手の営業さんは健気に、
「教えてください!」
「どうにか助けてください!」
「なんでも言ってください!」
という営業の仕方をします。
で、実際のところ、これで受注できてしまいます。
お客さんの立場からするとどこから買っても同じような商品なら、
できるだけ気分良く買いたいですからね。
そして若手営業さんは、
このやり方に自信を持ちます。
でもこのやり方は子供営業です。
いつまでも健気な役割を演じなければなりません。
20代のうちはいいでしょう。
30代も前半ならいいかもしれません。
でも40、50のいい年齢の大人の健気さなんて
気持ち悪いだけです。^^;
ましてやお客さんの購買担当者の方が若くなったら、
教えてくださいは通用しません。
入社したばかりは子供営業でもいいのですが、
でもそれをやりながら、淡々と武器を磨く必要があります。
営業はお客さんよりもその商品の専門家だから価値があるのです。
お客さんの知らないこと、役に立つことを
専門家としてアドバイスをするのが大人営業です。
教えてくださいの子供営業が許されるのはせめて20代です。
働きだして約10年、30才までにはどんな狭い分野であったとしても、
なんらかの専門家にならなっていなければいけません。
【質問】あなたの会社の営業さんは、なんの専門家ですか?
私は、中小企業経営の専門家です。