微妙なこと
どんなビジネス書にも書いてない、私の経験則だけの、
微妙なことを書いてもいいでしょうか。
私がこれまで多くの中小企業を見させていただいて、
気が付いていることがあります。
業績の良い企業は、その人の能力と真摯さで役職が決まります。
これは誰もが同意する当たり前のことですね。
では反対に、業績の悪い企業は何で役職が決まるのでしょうか。
上司に対するおべっか。
これはよく言われることですが、もう一つあります。
それは、その人の顔で役職が決まっているのです。
課長っぽい顔の人は課長だし、部長っぽい顔の人は部長なのです。
そこに能力と真摯さは関係ありません。
能力もあり真摯さを持つ人がいても、
その人の顔が上司っぽくなければその人はいつまでも出世できないです。
そんなアホな・・・。
私もそう思いますが、恐ろしいことに私の経験則の中では
かなり精度が高いことです。
業績の悪い会社の絶対的な共通点は、
幹部職員が適切な仕事をしていないことです。
当然のことですね。
そして一番の問題は、社長がそういう幹部を重用してしまっていることです。
昨日のメルマガでは、「内容だけでなく見た目も重要」と書きましたが、
人事に関しては、「見た目ではなく本質」を見なければいけないのです。
【質問】その人の能力と真摯さで、役職が決まっていますか?
そして、どんな会社にも能力と真摯さを併せ持つ人はいます。
その人を抜擢し、重用すること。
それが業績改善の第一歩です。