普通に営業する
コンサルタントをしていると、
「大手スーパーやドラッグストアなどの
バイヤーを知っていたら紹介してもらえませんか?」
と言われることがあります。
まあ知らないこともないのですが、理由を聞くと、
新商品を販売してゆきたいのだけれど、販路がなく、
どうやって売っていけばいいのかわからないとのこと。
確かに中小企業の場合、営業活動をしたことがない、
という会社はけっこうあります。
そんな時、普通に営業しましょう、というのが私の答えです。
スーパーやドラッグストアを上位50社くらいリストアップして、
上から順番に電話してゆく。
当然バイヤーなんてそう簡単には電話に出てくれないので、
何度かかけても出てくれない場合には、
電話口に出た人からバイヤーの名前とFAX番号を聞いて
「新規商談のお願い」というFAXを送る。
興味があれば連絡がくるし、連絡なんてなくて当たり前なので
またこちらから電話する。
それを商品の動く時期に合わせて繰り返す。
まあ正攻法というか、かなり普通です。
でも電話で話すときのトーンとか内容とか、送るFAXの文面とか、
いざやろうと思うとなかなか悩ましいものですが、
やっていくうちに徐々に洗練されてゆきます。
私の知らないこともないバイヤー方は、こうやって知り合ってきました。
紹介というのは効率もいいし、第一に探すべきことなのですが、
紹介してもらえたらラッキー程度に考えておいて、
普通の営業活動をする覚悟も大切ですね。
【質問】正攻法の営業ができますか?
正直なかなか大変なのですが、新しい展開はこうした時にあるものです。