生涯年収はいくら?
一般的に中小企業の人材の定着率は高くありません。
あまり給料が出せない会社の場合、
「仕事にやりがいがあって、会社の雰囲気もいいけれど、
給料が安すぎて将来の見通しが立たない」
と言って辞めていく人がいます。
これは経営者としては非常に悲しいことです。
根本的な解決策は、給料を高く出せるだけの仕事をさせてあげることですが、
もう一つやっておいて欲しいことがあります。
それは生涯収入の提示です。
このまま勤めていれば、10年後、20年後にはどのくらいの年収になるのか、
どんな生活、どれくらいの貯金ができるのか、ということを明示することです。
それがわからなければ、結婚や出産、住宅購入など、人生の計画が立てられません。
人生の計画が立たない会社で、長く勤められないのは当たり前です。
「会社自体、それだけの計画が立てられません」
という社長さんは、せめて若い人を雇わない方がよさそうです。
自分が先の見えていない状態でも、社員には未来を指し示すこと。
社長さんは大変なんです。
【質問】社員の生涯年収はいくらですか?
社員の人生を自分のことにように愛してあげたいですね。