目的が当選?
昨日は統一地方選でしたね。
私のビジネス系の友人も何人か、
選挙のお手伝いをしていました。
で、その人たちが総じて言っていたのが、、
「(選挙事務所の誰もが)ほとんど何も考えていない」
「びっくりするほど行き当たりばったり」
ということらしいです。^^;
確かに我々ビジネス系の人間は、
この言葉とこの言葉はどっちが反応率が高いのかとか、
行間は1.8ポイントがいいのか2ポイントがいいのか、
なんて細かーいことを、日々検証してます。^^;
そこで、もし私が選挙参謀としてお手伝いをするとしたら
どうするかなぁ、と少し考えてみました。^^
まず、ミッション、候補者の目的です。
「当選すること」は目的ではありません。
「どういう社会を実現するために立候補するのか」
が立候補のそもそもの目的(のはず)です。
その目的に共感してくれた人が投票をしてくれます。
「名前を連呼して握手をすれば当選する」
というのは今や都市伝説ではないでしょうか。^^;
例えば役所の福祉課に勤めていたある候補者は、
「シルバー人材の雇用確保」と
二児の父としての「子育て支援」を
旗印に立候補したそうです。
言っちゃあわるいですけど、ブレブレですよね。^^;
どんな社会を実現したいのか、誰を幸せにしたいのか、
なにも見えてきません。
それでいて通勤時間帯の駅前で
毎朝一生懸命演説をしたりしています。
いったい誰に何を伝えたいんでしょう?^^;
まあ仮に、地域的に得票数が見込みやすい
シルバー人材の雇用確保をメインに
据えたとしてみましょうか。
でも、シルバー人材の雇用確保。
刺ささりますかね?これ。
そもそも雇用確保って誰に向けた言葉でしょう?
働きたいのに働くことができない人?
もしくは働きたくないのに働かざるを得ない人?
人材不足でシルバー人材を活用した経営者?
マーケティング的には悩みとか怒りにフォーカスします。
仮に働きたいのに働くことができないシルバー世代の人が
当選に必要な人数いたとします。
「シルバー世代のあなたが働く場所を見つけることができないのは、
これこれこういう理由があるからです。
→問題点の明確化
今のままではますます難しくなってしまいます。
→問題点の焙りたて
そこで私はこういう政策を実現します。
→解決策の提示
そのためにあなたとあなたの仲間の力を貸してください」
→具体的行動の呼びかけ
そしてあとは刺さるキャッチコピー。
「シルバー人材の働ける場を3倍に増やす田島大輝でございます」(笑
いや、ちょっと違いますね。。^^;
具体的事例ではなくて説明がうまくないのですが、
「ミッション→ビジョン→戦略→組織→戦術」の
ミッションピラミッド流れで考えると
選挙も戦いやすいのかなと思っております。^^
ミッションピラミッドについて
もう少し詳しく知りたい方はこちらで。^^
http://yurui-business.com/mission-pyramid
【質問】どういう社会を実現するために、経営をしていますか?
当選or経営が目的では、困るのです。^^;