相手が欲しいものを先取りする
ほとんどの人は、
自分が欲しいものなんてわかっていない、
もしくはありません。
「いやいや、ロレックスが欲しい、ベンツが欲しい、
タワーマンションも欲しい、
欲しい物がたくさんあるよ!」
という人もいるかもしれません。
でもそれは企業のマーケティング努力によって、
欲しくなるように思わされているだけかもしれません。
(社長さんクラスになるとあまり物欲はないかもですね・笑)
だからお客さんに「何が欲しいですか?」と聞いたところで、
ピント外れでアテにならないことがほとんどです。
自動車の生みの親であるヘンリー・フォードが
こんなことを言っています。
「もし私がお客さんに何が欲しいかとたずねたら、
もっと早く走れる馬が欲しい、と答えていただろう」
当時の人々はもっと速く快適に移動したいという欲求はありましたが、
その欲求を実現するために「もっといい馬が欲しい」と思っていました。
誰も「走る機械が欲しい」なんて思いもしません。
つまり人は自分が欲しいものをわかっていないので、
いくら聞いたところで教えてもらうことができないのです。
だからその道のプロである自分自身で考えて、予想して、
提案していかなければなりません。
それは、ものそのものではなく、効果、結果であったり、
得られる感情、ステータスであるかもしれません。
お客さんが気づいていない欲しいものを
先取りして提案すること。
そうすれば、みんながあなたを大事にしてくれるでしょう。^^
【質問】お客さんが気づいていないけど、本当に欲しいものはなんですか?
お客さんが欲しいものを提供するために、私たちは努力をするのです。