社長が判断する回数を減らす
「社長、ちょっとよろしいですか?」
あなたは1日何回くらい、
社員さんからこのように声をかけられるでしょうか?
社長の仕事は判断することだと言われます。
でもその判断、本当に社長がするべきことでしょうか?
マネジメントがきちんと機能していない会社は、
社長が判断することが多くなります。
社長の判断の回数を減らすために、仕組みを作り、
社員を育てるのです。
例えば稟議の仕組み。
5千円までなら係長決裁、3万円までなら課長決裁、
10万円までなら部長決裁というような仕組みを作ります。
で、仕組みを作ったら何でも自由に使っていいと言う訳ではなく、
役職に応じた正しい判断をできるように育てるのです。
多くの中小企業は、ルールを決めても育てることをしないため、
結果としてルールを守れず、うやむやになってしまいます。
「今度からこういう場合は、あなたが判断をしてください。
でも判断した後は、その日のうちに報告をするようにしてください。
そしてあなたの判断基準が私とほぼ同じということがわかったら、
あなたに責任を任せて、こういう待遇にします。」
この言葉にマネジメントのエッセンスが凝縮されていると思います。
報告ができない、させていないようであれば当然先に進めません。
それがマネジメントのレベルです。
社長の判断の回数を減らすために、仕組みを作り、
社員を育てるのです。
【質問】それは本当に、社長が判断するべきことですか?
小さな判断をすればするほど力を削がれているのです。