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社長とナンバー2の流儀

社長とナンバー2の流儀

by 管理人
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どんなに小さな会社でもナンバー2は必要です。

なぜなら社長と社員の差はどんどん広がっていってしまうのですから。



会社のすべてに責任を持ち、お客さん、取引先、

社員一人一人の成長にまで心を配る社長は日々成長してゆきます。

社員も成長しているかもしれませんが、

その成長速度は社長とは比べものにならないでしょう。



ということは、今開いている社長と社員の差は

永遠に広がり続けることになります。

これが社長が孤独であることの理由です。



だからこそ孤独になりゆく社長と少しずつ成長している社員を繋ぐ

ナンバー2が必要なのです。

そこでナンバー2に対する社長の流儀と、

ナンバー2の流儀をまとめてみました。



【社長の流儀】

① 常にナンバー2を特別扱いし尊重する

ナンバー2を他の社員と同じように扱っているのに、

ナンバー2としての自覚を持て、と言われても無理な話です。

社長はナンバー2を社員の一人ではなくナンバー2として扱い、

特別扱いをする必要があります。(役職だけでなく)



たとえば、重要なことはナンバー2だけを呼んで相談します。

その時にもし、とんちんかんな答えが返ってきたとしても、

社長の結論とそこに至った理由を、

ナンバー2が納得いくまで説明することです。



この過程が無くして意思疎通、成長はあり得ません。

この時にもし、これは俺が決めたことだから、

というトップダウンをした瞬間、

ナンバー2は永遠に口を閉ざすでしょう。



② 会議はナンバー2に仕切らせる

ほとんどの中小企業の会議は社長の独演会です。

社長が議事進行をしながら、一番的確な意見を言うのですから、

独演会になるのは当たり前です。



だから議事進行はナンバー2にさせるべきです。

社長が発言をしたくなった時には、

司会者であるナンバー2に発言の許可を求めることで、

自然と社長の発言の機会は減ります。



また社長が自分で議事進行をしながら意見を述べていた時と比べ、

状況をより客観的に見られるようになることも大きなメリットです。



③ ナンバー2に対しては絶対に遠慮をしない

ナンバー2を特別扱いして尊重すると言っても

遠慮をしてはいけません。

むしろナンバー2に対してはどんな些細な気がかりも

見逃してはいけません。



他の社員よりも遅い出勤や疲れた態度、

後ろ向きな姿勢などは断じて許されません。

必ず指摘して、直ちに改めてもらう必要があります。



ここで遠慮があるようならば、まだまだコミュニケーションが

足りていないということです。



④ ナンバー2と2人だけの時間を毎週必ず取る

社長もナンバー2も、日々の忙しい業務に追われ、

具体的な案件の話をすることはあっても、

将来的な大きな話をする機会は少ないのが現実でしょう。



そこで週に1回、会社を離れたカフェミーティングをおこなうことを

お勧めします。

社長とナンバー2が揃って会社を離れることで

よりナンバー2の特別感が演出できますし、

社内では味わえない解放感が得られるでしょう。



このカフェミーティングでは、具体的な案件の話ではなく、

『最近どう?』『なにか気になることは?』というオープンクエスチョンで

漠然と質問しましょう。

そうすることで、ナンバー2の気がかりやプレッシャーを取り除き、

よりよい関係が築けるでしょう。



⑤ 飛び越し禁止

ナンバー2を特別扱いする上で大切なことは飛び越し禁止です。

飛び越し禁止とは、社長はナンバー2を飛び越して社員に指示をするな、

社員はナンバー2を飛び越して社長に報告するな、ということです。



社長がナンバー2を飛び越して社員に指示しているうちは、

ナンバー2の主体性は育ちません。

社長はどんな細かいことでもすべてナンバー2を通じて伝えるように

心を鬼にする。

社員から直接質問をされても『ナンバー2の○○さんに聞いて』

と返すのです。

これによりナンバー2は自分で考え決断できるようになるのです。



さて、いくらナンバー2を尊重していても、

どうしても口を出したくなってしまうのが社長の性。

その時の判断基準はこの2点です。

『これを見逃したら誰か死ぬか?』

『これを見逃したら会社は潰れるか?』



この基準に触れたなら存分に口を出して構いません。

逆に触れなければ口を出さないことでしか会社の成長はないのです。



【ナンバー2の流儀】

① 常に社長の目線で考える

社長だったらどう考えるのか、社長だったらどう振る舞うのか、

オンオフ問わず、誰も見ていなくても、

常に社長の目線で考え行動する必要があります。



社長にとって『いつでも自分と同じ判断をしてくれる』

という安心感を持てる人材にならなければなりません。



② 自分よりも会社、社長、仲間を優先できる

ナンバー2が自分は偉い、と勘違いをしたら

社員は誰もついてきません。

社員はもちろん、社長よりも会社のために気持ちと時間を使っている姿を見て、

社員は納得をするのです。

自分のエゴを捨てられる人材しかナンバー2にはなれません。



③ 絶対に社長の批判をしない

ナンバー2が社長に対して批判的な態度を取った瞬間、

会社のチームワークはもうお終いです。

修復には年単位の時間がかかるでしょう。



もし社長に対して言いたいことがあれば、

社長と二人だけの時に伝えることです。

他の社員が見ている前で絶対に社長を立て尊敬をする態度を

崩してはなりません。



④ 社長と社員の翻訳家になる

『社長がこう言っていた』

こんな伝書鳩はナンバー2ではありません。

社長の言葉を社長の意図通りに理解し、

それを社員に通じる言葉に翻訳して伝えるのがナンバー2の役目です。



社員が10人いれば、それぞれ通じる言葉が違います。

十ヶ国語を話してはじめて、社長の翻訳家と言えるのです。



また、社員の言葉をそのまま社長に伝えるのではいけません。

『社長だったらこうおっしゃると考えて、

 こう返しておきましたが、よろしいでしょうか?』

これがナンバー2の翻訳です。



⑤ 社長の代わりに汚れ役になる

ほとんどの社長は社内の誰よりも細かいことに気がついて、

その上短気です。



しかし社長が社内のことをなんでもかんでも細かく口出しをしている会社が

強い会社になれるはずがありません。

本当に強い会社の社長はいつでもニコニコしています。

社長がいつでもニコニコしていられるのは、

ナンバー2が進んでガミガミと悪役になってくれるからです。



ナンバー2は決して社長を悪役にしてはいけません。

ナンバー2が悪役になり、社長と同等以上に、

細かいことに気づくようにならなければなりません。



そうするうちにナンバー2が次のリーダーに育ってゆくのです。

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