社長と社員は100倍違う?
中小企業の支援をしていてよく思うのが、
「社長と社員は100倍違う」
ということです。
社長は私が10を話すと100のことを受け取ってくれます。
それは私が特に深いことを言っているということではなく、^^;
勝手に多くのことを見つけ出してくれるからです。
だから社長との会話の量はあまり多くないかもしれません。
それはそれでいけないとは思いますが。^^;
でも社員の方の場合には私が10を話すと1の理解になります。
それは頭が悪いとかそういう話しではなく、
それだけ組織内のしがらみや囚われが多いのです。
そういったしがらみや囚われを一つ一つ解いてあげないと、
理解できないし、したくない。
結果として動き出すことができません。
ある営業さんがこんなことを言いました。
「上司から重要得意先に毎日顔を出すように言われているから、
新規開拓をする時間が取れずに予算達成が難しい」
んんんー???
これに対して「バッカもーん!」
で終わらしたらダメですよ?^^;
私だったら基本的な考え方から他社の事例まで、
5分から10分かけて説明します。
それでもし別の日にまた同じ話しになったとしても、
「前にも言いましたよね?」とは言わずに、
何食わぬ顔で同じ話しを何度でもします。
同じ話しを3回か4回続ければ、
「田島先生、わかりました、もう大丈夫です」
と途中で遮ってくれます。(笑
理解して腑に落ちるのには、
それだけ手間と時間がかかります。
だから自分の感情とは切り離して、
何度でも根気よく伝えること。
お年寄りは何度も同じ話しをしますが、
いちいち「さっきも話したよ」とは指摘しませんよね。
「あーそうなんだねー」と言ってあげていればいいのと同じ感覚です。
ん、違うかな・・・?^^;
なんだかよくわからなくなりましたが、
社長が社員に伝える「量」が少なすぎる、
というお話しでした。^^;
【質問】社員に伝える「量」は足りていますか?
多くの社長が社員のことを、大人扱いしすぎていると思うのです。(本音