竜馬の居眠り堤
高知には「竜馬の居眠り堤」と呼ばれている堤防があります。
竜馬が18歳の頃、四万十川の堤防工事に
100人の人夫を使う責任者として参加したそうです。
工事区間は10工区あり競争をしています。
ところがどの区でも人夫は隙あらば怠けたり喧嘩をしたりして、
工事はなかなか進みません。
各区の責任者はときには刀を抜いて脅したりして
どうにか工事を進めていたそうです。
それに対し竜馬は、いつも松の木によりかかって
膝を抱いて居眠りをしています。
ところが龍馬の区の人夫は陽気にいきいきと働き、
他の区の半分の日数で仕上がってしまったのです。
いったいどうやったのでしょうか?
竜馬は工事を分掌し、責任者を巧みにえらび競争させました。
そして毎日出来具合を確かめて褒美をやったそうです。
ここには、経営者として人を動かす要素がいくつも含まれています。
・業務を分解し業務ごとにチームを作る(分掌)
・有能な人材を抜擢し責任者にする
・チーム間で競争させる
・自分は口を出さない(寝る)
・短いスパン(毎日)の評価判定
・評価に基づく待遇(褒美)
もし自社の社員がイキイキと働いていないと感じるなら、
自社にはどこの部分が不足をしているのか確かめてみましょう。
【質問】社員さん達は、イキイキと働いていますか?
出来る社長は、自分が頑張りません。^^