褒めて伸ばす?
「あいつは叱られて伸びるタイプだ」とか、
「僕、褒められて伸びるタイプなんです」
とかいう言葉を聞きます。
でもアドラー心理学では、
叱ることはもちろんですが、
褒めることも否定しています。
褒めも叱りもしてはいけない?
それは一体どういうことなのでしょうか。
褒めたり叱ったりは、
人を動かす上で有効です。
例えば、
子供が落ちているゴミを拾ってゴミ箱に捨てたことを、
褒めたとします。
すると子供はまた褒めて欲しくてゴミを拾います。
でも褒める人が誰もいなくなったとき、
その子供はゴミを拾い続けるでしょうか?
目的が褒められることにあると、
その行動は褒めてくれる相手ありきです。
「いいこと」をしているのではなく、
「褒められること」をしているだけです。
それは叱ることも同様で、
叱られるから何かをやるとかやらないとか、
叱る人がいなければ不適切な行動も取るのであれば、
それは動物の躾でありそこに成長はありません。
あ、ちなみにですが、
それがよくないことであることを知らない場合、
怒るでも叱るでもなく「教える」の段階です。
人は誰でも、
適切な他者の指示を仰いで生きていたほうが、
楽ちんです。
だから無意識のうちに誰かの支配下に入り、
褒められたり叱られたりしながら、
保護を求めます。
それは褒めたり叱ったりする側の人も同じで、
相手が自立して自分と対等の立場になることを恐れ、
自分の支配下に置き操作するための道具として、
褒める、叱る、を使っていないでしょうか。
褒めも叱りもしてはいけないのなら、
どうすればいいのか・・・?
その答えはこちらの本の中に。(笑
↓
http://yurui-business.com/skcs/
【質問】消化不良、ですか? ^^;
人間対人間の、「尊敬」と「愛」なのです。^^